地域包括ケアシステム構築への施策

参考サイト:はつらつ長寿プランなごやhttp://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000103013.html

アツナリ

名古屋市健康福祉局のお仕事です。
2025年にむけて名古屋市が構築する、地域包括ケアシステムについて、【めざす姿】と【現状】課題解決への【取り組み】を3年ごとに見直して進めています。
この要約は第7期(2018~2020年)の取り組みについてです。

このプランの目的

名古屋市では、団塊の世代が75歳以上となる2025年には高齢化率が26.3%に達すると推計されています。

高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、その有する能力に応じて、自立した生活を営むことができるよう、医療、介護、在宅医療、認知症対策、介護予防、生活支援などにより地域包括ケアシステムを構築しています。

世代や性別、障害の有無にかかわらず、住み慣れた地域社会の中で共に生きることができるまちづくりを計画しています

めざす都市の姿
1.人権が尊重され、誰もがいきいきと過ごせるまち
2.災害に強く安全に暮らせるまち
3.快適な都市環境と自然が調和するまち
4.魅力と活力にあふれるまち

現在進行中の第7期高齢者保健福祉計画/介護保険計画は、団塊の世代が75歳以上になる2025年までに、本市の実情に応じた地域包括ケアシステムを構築することを目的にしています(2018年から2020年の3年間)

【施策推進の方向性】
高齢者が生きがいを持って暮らし、社会において積極的に役割を担い、活躍できるような環境作りを進めるとともに、住み慣れた地域で、人生の最後まで、尊厳を持って、自分らしく暮らすことができるよう、医療、介護、在宅医療/介護連携、認知症政策、介護予防、生活支援、住まいが包括的に確保される「地域包括ケアシステム」を実現します。

可能な限り住み慣れた土地とは、中学校区単位をおおよその目安とし、その中で医療、介護、介護予防、生活支援、住まいが包括的に確保される仕組みです。

施策1 健康づくりの推進

【めざす姿】
・生活習慣病の予防
・健康寿命の延伸
・生活の質の向上
これらを図ることにより、生涯にわたり健康で心豊かな生活を送る

【現状】
保健所での健康講座/健康相談会の開催、がん検診、歯周病検診の実施など。
健康に対する意識が高い人がいる一方、無関心層が2割を超えていることも事実です。

【取り組み】
・健康寿命のさらなる延伸のため、健康なごや21を推進する
・がん検診の受診率を上げる→胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がん、前立腺がん
・歯周疾患検診の受診率を上げる
受診補助のクーポンを配布する

健康なごや21 http://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/wel/fukushi/

施策2 効果的な介護予防の推進

【めざす姿】
認知症予防、介護予防に取り組むことで、生活の質を向上させ、自立した生活を送る

【現状】
介護予防事業として、
・いきいき教室
・地域サロン活動支援事業
・高齢者はつらつ長寿推進事業
現在は主に保健師の派遣が中心であり、リハビリテーション専門職は0.5%に止まっている。

【取り組み】
これらを住民主体の場に保健師やリハビリテーション専門職を派遣し、自立支援の取り組みを推進する。

参考サイト:NAGOYAかいごネット 
http://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/kaigo/top/

名古屋市認知症の人と家族が安心して暮らせるまちづくり条例
認知症は65歳以上の高齢者の1/6人が罹患するといわれる、誰もがなり得る身近な病気です。
認知症の人の尊厳が保持され、その人の意思が尊重され、認知症の人及びその家族が地域社会を構成する一員として、自分らしく暮らせるまちの実現

施策3 社会参加の機会の充実/活動の場の提供

【めざす姿】
地域住民が知識や経験を生かして社会参加し、社会において様々な役割を担い活躍する。

【現状】
・福祉会館の運営
・老人クラブの活動支援
・鯱城学園
毎日外出している高齢者が半数以上いる一方、ほとんど外出しない人も1割いる。

【取り組み】
外出のきっかけづくり、仲間づくりの機会確保が必須。→敬老パスの交付、高齢者スポーツの推進、シルバー人材センターへの補助、身近なふれあいや交流場所の整備。

施策4 総合相談窓口の充実(いきいき支援センターの機能強化等)

【めざす姿】
身近な相談窓口である、いきいき支援センターをもっと活用し、必要な支援を高齢者やその家族が受けられるようにする。

【現状】
いきいき支援センターへの相談件数は毎年増えているが、まだ認知度が低いため活用しきれていない。名古屋市内に45ヵ所設置されている。

【取り組み】
広報の強化。高齢者いきいき相談室の見える化

名古屋市いきいき支援センター http://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/kaigo/yobou/toiawase/

施策5 地域ケア会議の充実

【めざす姿】
他職種が個別事例を検討することで、高齢者を支援し、地域課題を解決する。

【現状】
地域包括ケア会議を年2回開催している。取り組みを情報共有している。

【取り組み】
地域包括ケア会議のさらなる充実が必要。→成功事例を共有することで、支援の方法を検討する

出典元:はつらつ長寿プランなごや2018

施策6 地域における見守りの充実

【めざす姿】
地域とつながりながら暮らし続けることができる

【現状】
高齢者の孤立防止のため、見守り支援員、民生委員等により見守りを推進している。が、しかし、孤独を感じている人、課題と考えている人が7割以上いる。

【取り組み】
近所の見守り活動の充実、地域のつながりの強化を推進する。高齢者サロンの運営

出典元:はつらつ長寿プランなごや2018

施策7 介護予防、生活支援の推進

【めざす姿】
多様なサービスを利用することで、高齢者の生活を支援する。

【現状】
生活支援型訪問サービス、ミニデイ型通所サービス、運動型通所サービスの利用者が伸びていない。

【取り組み】
サービスの普及。高齢者日常生活支援研修終了者を増やすこと、活躍できる場を拡大させること。高齢者が必要とする生活支援の把握、充実と情報共有の強化。

出典元:はつらつ長寿プランなごや2018
アツナリ

私もご近所ボランティアに登録して、地域の困りごとの解決に役立てるといいなぁ

施策8 在宅医療・介護の連携推進

【めざす姿】
切れ目のない医療・介護サービスの提供を行うことで、住み慣れた地域で安心して生活を送る。

【現状】
在宅療養者に質の高い医療・介護サービスを提供するために、医療・介護・生活状況を共有する”はち丸ネットワーク”を運用しているが普及されていない。

【取り組み】
在宅療養に対する正しい知識の普及、在宅医療・介護の連携体制強化

出典元:はつらつ長寿プランなごや2018

はち丸ネットワーク 医療介護を結ぶネットワーク
https://ehr.hachimaru-net.nagoya/   

施策9 高齢者虐待の防止

【めざす姿】
高齢者に対する虐待を社会全体で未然に防止する

【現状】
高齢者虐待相談センター、いきいき支援センターで24時間、365日相談に対応している。

【取り組み】
早期発見、早期対応を目的とした啓発活動。虐待に至った要因分析。介護者の支援を検討

名古屋市高齢者虐待相談センター 名古屋市総合社会福祉会館5階
http://www.nagoya-gyakutaibousi.jp/senior/index.html

施策10 認知症のかたや家族に対する支援の充実

【めざす姿】
認知症になっても、本人の意思が尊重され、住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らし続けることができる

【現状】
認知症サポーターを要請している。徘徊による行方不明者の早期発見にむけてGPSを活用している。8割の方が認知症に対する不安を抱えている。相談窓口を知らない方が多い。

【取り組み】
認知症の方を地域で支える仕組み作りのさらなる充実

なごや認知症あんしんナビ http://n-renkei.jp/
NAGOYAかいごネット http://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/kaigo/top/
はいかい高齢者おかえり支援事業 https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000038313.html

施策11 介護サービスの提供体制の充実 

【めざす姿】
介護サービスを必要とする方が、必要なサービスを適切に利用できる

【現状】
概ね必要な介護サービスが提供されているが、在宅での介護サービスのさらなる充実が課題。

【取り組み】
小規模多機能型居宅介護等、施設・住居系サービスの整備

施策12 介護サービスの質の確保及び向上

【めざす姿】
安心して質の高い介護サービスを受けられるようにする。

【現状】
サービス利用者の8割が現在の介護保険サービスに満足している。質を落とさないために継続的に指導、評価体制を取り入れていく必要がある。

【取り組み】
介護事業所を選択できるようにサービス内容を情報公開する

愛知医療情報ネット
愛知県 介護サービス情報公表システム https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/23/index.php

施策13 介護サービスを支える人材の確保、定着

【めざす姿】
介護職への関心向上、離職率低下、能力向上を図り、安定した介護サービスの提供をめざす

【現状】
3年以内で離職する人の割合が高い。→給与改善、ロボット参入により、介護職へのイメージアップを図る。

【取り組み】
現場をマネジメントするリーダーの育成。介護ロボットの普及。外国人の雇用。介護人材の定着支援、人材育成、介護の仕事紹介

施策14 在宅で介護する家族への支援 

【めざす姿】
必要な時に必要な介護サービスを利用できるようにすることで、介護者の心身の負担を減らす。

【現状】
家族介護者教室の開催、介護情報の公開。認知症の介護、排泄の介助に不安を感じる人が多い。

【取り組み】
介護に関する相談窓口、介護サービスの利用方法をの周知。→いきいき支援センターの活用促進

アツナリ

在宅介護をする家族の負担を軽減する方法はたくさんあります。1人で悩まずに、いきいき支援センターへご相談ください 

NAGOYAかいごネット いきいき支援センター/高齢者いきいき相談室一覧
http://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/kaigo/yobou/toiawase/

施策15  状況に応じた住まい・施設の確保

【めざす姿】
バリアフリー化された住まい。施設・居宅系サービスを利用しやすい体制

【現状】
借家は住宅改装をしづらい。バリアフリー化された、市営住宅、賃貸住宅の供給を進める。特別養護老人ホーム入所者のニーズと現状を合わせる必要がある。(個室の数を増やす)

【取り組み】
高齢者の市営住宅入居の希望に合わせて、バリアフリー化を進める。サ付き高齢者住宅の供給

施策16 住まい・施設に関する支援体制の充実

【めざす姿】
高齢者の生活にあった住まいの選択、住み替えができる

【現状】
市営住宅における、高齢者世帯の増加。それに伴う生活様式の変化、孤立化。生活スタイルにあった住まいの変更。

安定した介護保険制度の運営

平成30年度より新たに追加されたサービス
共生型サービス:障害児と高齢者が同一の事業所でサービスを受ける
介護医療院:医学的な管理が必要な重介護者、見取り・ターミナルの必要な方へのサービスを兼ね備える。

アツナリ

名古屋市の事例を上げましたが、各自治体でいろいろなサービスを提供しています。困った時は、自治体のホームページをご確認ください。

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