社会福祉施設における新型コロナウイルス対策 

アツナリ

個人の試験勉強のための要約のため、詳しくは厚生労働省ホームページをご確認ください
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00089.html

1.基本的な事項

社会福祉施設等における感染防止に向けた対応について(2020/4/ 7発表まで)

1)感染防止に向けた取り込み 〜入所者編〜

1.感染対策の徹底
・感染の疑いについて早期に把握できるよう、日ごろから利用者の健康状態や症状変化の有無に留意する。
・施設内で感染防止に向けた取り組み方針を検討すること
・職員間で情報共有をマメにし、感染防止に取り組むこと
・感染者が発生した場合は、積極的疫学調査への円滑な協力が可能となるように接触者リスト、利用者のケア記録、直近2週間の勤務表、施設内に出入りした者の記録を準備しておくこと。

2.面会及び施設への立ち入り
・面会は緊急やむを得ない場合を除き制限する。テレビ電話を活用する。面会者に対して体温を測定してもらいい、発熱があれば面会は断る。
・委託業者についても、物品の受け渡しは玄関など施設の限られた場所で行うこと。
・面会者や業者など施設内に出入りした者の氏名、来訪日時、連絡先を記録しておくこと。

3.職員の取り組み
・職員、利用者、面会者、委託業者は全て、常時マスクを着用し、アルコール消毒液による手指消毒を徹底すること。
・職員は各自出勤前に体温を測定し、発熱がある場合は出勤を行わないこと。なお、発熱があった場合、解熱後24時間以上が経過しても、呼吸器症状が改善するまでは出勤しない
・職場での感染を防ぐために三密を避けること
・職員が感染源となることのないよう、症状がない場合でもマスクを着用すること。また休憩時間も他の職員と一定の距離を保つこと。

4.リハビリテーションの実施の際の留意点
・社会福祉施設において、利用者のADL維持のためリハビリテーション機能は必須である。一方、感染拡大防止の観点から三密を避けること。
・可能な限り、利用者の時間帯をずらし、実施人数を減らすこと
定期的に換気を行うこと。
・利用者同士の距離をおくこと。
声を出す機会を最小限にすること。
・清掃を徹底し、手すり等の共有物は必要に応じて消毒を行うこと。
・利用者、職員ともに手指衛生を徹底すること。

2)感染者が発生した場合の取り組み

アツナリ

濃厚接触者とは、感染が疑われる者との濃厚接触が疑われる者をいう。
新型コロナウィルス感染が疑われる者とは、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている者。または、強いだるさや息苦しさがある者。医師が総合的に判断した結果、新型コロナウィルス感染症を疑うものであってPCR陽性と診断が確定するまでの間の者。

1、情報共有、報告の実施
利用者において、新型コロナウィルス感染者が発生した場合、速やかに施設長へ報告し施設内で情報共有を行うとともに管理者へ報告すること。

2、消毒・清掃の実施
新型コロナウイルス感染者の居室、利用スペースを消毒清掃すること。
【方法】
・手袋を着用し、消毒用エタノールで清掃する。
・または次亜塩素酸ナトリウム液で清拭後、水拭きし、乾燥させる。
*次亜塩素酸ナトリウム液を含む消毒液の噴霧は、吸引すると有害であるため行わない。

3、疫学調査への協力依頼
・保健所の指示に従い、濃厚接触者となる利用者の特定に協力する。その際、利用者のケア記録や面会者の情報提供を行う。
【感染が疑われる者との濃厚接触が疑われる利用者】
・感染者と同室、または長時間の接触があった者。
・適切な感染防護なしに感染者を診察、看護、もしくは介護した者。
・感染者の気道分泌液、もしくは体液、排泄物の汚染物質に直接触れた可能性が高い者

4、感染者への適切な対応 
・職員、利用者ともに、帰国者接触者センターに電話連絡し、指示を待つこと。
*高齢者、基礎疾患を有する者等以外の方で症状がない、または医学的に症状が軽い方は自宅での安静療養を原則とする。


5、濃厚接触者への適切な対応
濃厚接触者については、感染者の最終接触から14日間は健康状態を観察観察すること。また保健所と相談の上以下の対応を行うこと。
【職員の場合】
濃厚接触者とされた職員は、自宅待機を行い保健所の指示に従うこと。
【利用者の場合】
保健所により濃厚接触者とされた利用者は、
・原則個室に移動する。
・有症状となった場合、速やかに別室に移動する。
・個室が足りない場合は、症状のない濃厚接触者どうしを同室とする。
・個室管理ができない場合は、濃厚接触者にマスクの着用を求めた上で、ベッドの間隔を2メートル以上開ける。または、ベッド間をカーテンで仕切る。濃厚接触者が部屋を出る場合は、マスクを着用し、手洗い、アルコール消毒による手指消毒を徹底する。
・可能な限り、介護等は担当を分けて対応する。

*職員のち基礎疾患を要する者、及び妊婦は、感染した際に重篤化する恐れが高いため勤務上の配慮を行う。
・部屋の換気を1~2時間ごとに、5~10分間行う。また、共有スペースや他の部屋についても、窓を開け換気を実施する。
・職員は使い捨て手袋とマスクを着用する。飛沫感染のリスクが高い状況では必要に応じてゴーグル使い捨てエプロンガウンを着用する。
・体温計など可能な限り当該利用者専用とする。
ケアの開始時と終了時に石鹸と流水による手洗い、または消毒用エタノールによる手指消毒を実施する。
*手指消毒の前に、顔(目や鼻や口)を触らないようにする。
1ケア1手洗い。ケア前後の手洗いを基本とする。
・濃厚接触者のうち有症状者は、リハビリテーションは実施しない。
・無症状者は、手洗い、アルコール消毒による手指消毒を徹底し、また対応する職員は感染防御を行った上で、個室またはベッドサイドで実施する。


6、濃厚接触に対する個別のケアの実施について
1)食事の介助
・食事介助は原則として個室で行う。
・食事前に利用者に対し手指消毒を実施する。
・食器は使い捨て容器を使用するか、濃厚接触者の者を分けた上で熱水洗浄が可能な自動食器洗浄機を使用する。
2)排泄の介助
・使用するトイレの空間は分ける
・おむつ交換の際は、排泄物に直接触れない場合であっても、手袋・マスク・使い捨てエプロンを使用する。
おむつは感染性廃棄物として扱う。
・ポーターポータブルトイレ利用者は、使用後に次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行う。

3)清拭、入浴の介助が必要な場合
・原則として清拭で対応する。清拭で使用したタオルは熱水洗濯機(80度10分)で洗浄後、乾燥を行う。または次亜塩素酸ナトリウム液浸水後に洗濯、乾燥行う。個人専用の浴室で介助なく入浴ができる場合は入浴行っても良い。

4)リネン・衣服の洗濯
当該利用者のリネンや衣類については、他の人と分ける必要はないが、熱水洗濯機(80度10分間)で処理し、洗浄後乾燥させる。または、次亜塩素酸ナトリウム液へ浸水後に洗濯乾燥行う
*当該利用者が鼻をかんだティッシュ等のゴミの処理はビニール袋に入れて感染性廃棄物として処理を行う。

)感染防止に向けた取り込み 〜通所者編〜

1、送迎がある場合
・車に乗車する前に体温を測定する。
・発熱がある時は利用できない。
・発熱後、24時間以上経過していても呼吸器症状があれば利用できない。
送迎時は窓を開ける。送迎後は接触頻度が高い場所を消毒する。
・発熱により利用を断った利用者は、訪問介護等、代替となるサービスが受けられるように調節する

3)感染防止に向けた取り組み 〜居宅訪問編〜

1、居宅訪問する場合
・サービス提供前に必ず利用者の体温を測定する。
・サービス提供前後の手洗い、マスクの着用、咳エチケットを徹底し、感染機会を減らすための工夫をすること
・訪問時は換気を徹底すること

介護サービス事業所に休業を要請する歳の留意点について
公衆衛生の観点から休業の要請をすることがある。その際に下記に留意すること。
・利用者に休業の理由や、代替サービスについて説明を行うこと。

2、感染拡大防止に関する事項

、高齢者施設における、新型コロナウィルス感染者発生時の検査体制
高齢者施設の入所者は、重症化リスクが高い特性があり、早期発見の取り組み強化が重要である。発熱・呼吸器症状により、感染が疑われる職員・入所者については、帰国者・接触者相談支援センターや主治医に相談し、検査を受けること。

 感染が疑われる医療施設従事者、及び入院患者に対しては、感染防止の観点から率先してPC R検査を受けさせるようにする。新規入所者については、症状の有無にかかわらず、医師が必要と認める場合は検査ができる。


行政検査の対象者について
・新型コロナウィルス感染者の患者
・当該感染者の無症状病原体保有者
・当該感染症の疑似症患者
・当該感染症にかかっていると疑うに足る正当な理由のあるもの。

 また、特定の地域や集団組織において(関連性が明らかでない患者が複数発生している状況で)検査前確率が高いと考えられ、かつクラスター連鎖が生じるとやすい考えられる状況と認められる場合、当該地域や集団組織に属するものに検査を実施する。

高齢者施設は、ハイリスク患者が多いため、施設内にウイルスを持ち込まない、広めないために日頃からの対策が必要 (2020/7/31 自主点検チェックリスト)

新型コロナウィルス感染症についての相談・受診の目安

1、相談・受診の前に心がけておくこと
・発熱等の風邪症状が見られる時は、学校や会社を休み、外出を控える
・発熱等の風邪症状が見られたら、毎日体温測定して記録しておく。
・基礎疾患をお持ちの方で、症状に変化がある方は、まずかかりつけ医に電話で相談する

2、帰国者・接触者相談センターに相談する目安
・息苦しさ、強いだるさ、高熱等の強い症状のいずれか
・重症化しやすい方で発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
重症化しやすい方:高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患、透析を受けている方、免疫抑制剤、抗がん剤を用いている方、妊婦の方

小児については、かかりつけの小児科医へ電話で相談してください

3、医療機関にかかるときのお願い
複数の色医療機関を受診することにより感染を拡大した例があります。
医療機関を受診する際には、マスクを着用する。手洗いや咳エチケットの徹底!

要介護認定の取り扱いについて
【新規申請の場合】
介護保険サービスは、生活を継続する上で欠かせないものであるため、要介護認定についても外出自粛のために申請を控える事がないよう、窓口での申請はでなく、電話での相談や、郵送で申請を行うことが可能である
また、申請を行った者の居宅への訪問への不安から、認定調査員の訪問を懸念する場合は、認定調査が利用者の状態に応じた必要なものであることを説明すること。

【要介護認定の臨時的な取り扱い】
面会が困難な場合において、要介護認定の有効期間を従来の期間に新たに12カ月までの範囲内で合算できる。
面会禁止となった施設や医療機関に入所する者から新規認定変更認定があった場合は、措置が解けた後に調査を実施する。介護認定調査会は、ICT等の活用により講義ができる環境が整えられる場合は必ずしも特定の場所に集まって実施する必要は無い。

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